C59176のこと [昔鉄(60年代の国鉄・私鉄)]

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 ひとりよがりなブログを始めて2ヶ月、記事も30本を超えたところでいまさら感ありありですが、私のホスト名(で、いいのか?)に使っているC59176のお話を…。
 私がC59176に初めて出会ったのは昭和40年(1965年)、まだ扇形庫の残っていた福島機関区でのことです。EL基地のあった奥羽線沿いではなく、駅の西側に隣接した場所です。地図で見てみると、今は東北新幹線の高架線の真下にあたるようですね。

 ちょっと待て! 東北本線は昭和36年に既に仙台まで電化されており、なんで電化から4年も経っているのに仙台のC59が福島にいるんだ? と。
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 確かに同機は同じ40年10月、盛岡電化に伴うED75の進出で休車となり、一時ボイラ代用で福島にいたことがあるようです。でもご覧のとおり、このときは「生きた」状態。翌日には仙台に戻っているところを見かけましたので、なんらかの臨時運用で福島までやってきていたのでしょうか? 電化されているとはいえ、越河の峠を越えるC59、ぜひとも走行写真を撮っておきたかったところですが、あいにくこのときは父の運転するクルマで仙台に向かう途中。クルマ好き、ドライブ好きだった父は当時どこへ行くのもクルマで、私はその助手席から、並行して走る列車を撮ったり、めぼしい駅や機関区に立ち寄ってもらっては写真を撮っていたわけです(なにしろまだ中学生でしたので…)。そんなわけでクルマで待つ父の手前、事務所で運用を聞くこともなくそそくさと機関区を立ち去ったのでありました。
 それにしても、大型蒸機熱に浮かされ始めていた当時の私、仙台に行ける、ハドソンに会える…とわくわくしながらの道すがら、何気なく立ち寄った福島機関区でC59が煙を吐いていたのですからびっくりしたこと…。情報が乏しい時代のサプライズでした。
 残念なことに(といっても春先の仙台のカマはどれもでしたが)回転式火の粉止め、通称クルクルパーを装着。デフもバイパス弁点検口がぽっかりと開いている姿ですが、そんなことも気にならないほどの風格。巨大な船底型テンダが圧倒的でした。
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 こちらは僚機のC5990。仙台機関区で撮影したものです。こちらはクルクルパーは付いておらず、デフの点検口もありませんがシールドビームの補助灯付きです。
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仙台に2両だけ残っていたC59の運用は甲組でも乙組でもない丙組。仙台(長町)-一関の一往復だけという、東海道山陽筋での栄華を思えば寂しくなるような使われ方でしたが、東北本線に最後に残ったC59に、なんとか間に合ったことを、今では幸運だったと思っています。

 当時仙台にいたカマといえば、やっぱりコレ。いまをときめくC6120です。毎度のことながら汚い写真で恐縮です。相変わらずの情弱を露呈してしまいますが、もう構内試運転が始まっているんですね。今日初めてネットの動画を拝見したんですが、なんと「はくつる」のHMまで付けちゃってる。やるな、JR East。
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 おちょくってると思われると困るんですが…だってC61が現役で走っていた期間はせいぜい25,6年。それが火を落として40年近い歳月の後に復活する、凄いことですよね。
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 正直なところ、個人的には20番はあんまり記憶に残っていない機関車です。当時仙台に配属されていたC61は19両の多きを数え、それが青森までロングラン運用していたのですから、めぐり合わせを考えれば、こうして写真を撮っていることもやっぱり幸運のうちかと…。
 一方同じころ仙台にいて入換中心の地味~ぃな存在だったこのカマ。
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 復活組の大先輩、元気で活躍しているのは嬉しいけれど、ちと今の姿は厚化粧に過ぎるのでは…?

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コメント 4

manamana

煤まみれの働く姿が、本来の美しさなんだと思います。
それでも復元して走らせていただけるだけでも、
すごいことですよね。
by manamana (2011-03-10 06:42) 

maipenrai

manamanaさん
 正直C61が復活すると聞いたとき耳を疑ったものです。見に行きたい…だけど人が多いだろうなぁ…人ごみ苦手…悩みどころです。

あおたけさん
J-powerさん
 niceありがとうございます。
by maipenrai (2011-03-10 17:28) 

む〜さん

C59は、大型蒸機では、D52とともに好きな機関車です。C59の均整のとれた姿はほんとに素晴らしいものでした。その流れを汲むC61が生還するなんて・・・信じられない事ですね。
by む〜さん (2011-03-11 00:38) 

maipenrai

む〜さん
 コメ返遅くなり失礼しました。のんびりC59の魅力をお話ししたいところですがそんな状況ではないようです。大過なきことを願っております。
by maipenrai (2011-03-12 23:35) 

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